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↑ こちらも機体下面まで迷彩塗装に切り替えられたオーバーラル・カモフラージュの306th TFTS F-4D-29-MC/66-7476。この飛行隊の隊長機も胴体に黄色の2本帯を巻きつけていた時期がある。同飛行隊は4個飛行隊の中でF-16A/Bへの更新が最も早かった部隊で、1983年末には完了している。1983年2月撮影
同航空団は、各飛行隊の隊長機もスコードロンカラ―のベルトを巻いていたが、この機体は、307th TFTSの隊長指定機である。普段の訓練では隊長が乗るわけではなく儀礼的な物であり、他の機体と同様に一般のパイロットが訓練に使っていたはずである。↑の写真は機関砲の射撃訓練用のターゲット曳航装置を左翼下に付けている。F-4C-26-MC/65-0588。1980年12月撮影
↑ インシグニアにディズニーのキャラクターであるドナルドダックを使った309th TFTSのスコードロン・カラーは青。機体は、F-4D-29-MC/65-0786。この機体はこの後すぐに韓国に売却されたようである。1981年4月撮影
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前ページで白黒写真を中心にご紹介した第31戦術戦闘航空団(31st TFW)をこのページでは、渡辺明さんが収集したコレクションの中から、スライド写真でご覧いただくと事とします。私がイラストで再現した航空団司令機もカラースライドで残っており、F-4Dを4個飛行隊も運用していた同航空団の全盛期の様子がうかがえる。31st TFWは、1982年10月から当時最新鋭のF-16A/Bに更新が始まる事から、F-4Dを使用した期間は3年少々(飛行隊によっては7年)と短く、むしろその前に使っていたF-4Eの時代の方がベトナム参戦の経歴も輝き、使用期間も長かった為記録が多く、F-4Dの時代はレアな期間と言えるのかもしれない。但し、写真をご覧のようにこの期間の航空団所属機の塗装はバラエティに富んでおり、後にはテールレターを”HS”に変更するなど変化も在って、見る者を魅了する。
↑ オーバーラルカモフラージュに塗り直された307th TFTSのF-4D-27-MC/65-0612。この機体1983年にフロリダで墜落したと記録されている。1982年4月撮影
↑ 尾翼のチップが、逆光気味の為、青か緑か見分けがつかないので所属飛行隊は不明であるが、1980年4月に撮影された31st TFW所属の F-4D-28-MC/65-0721
↑ スコードロンカラ―がグリーン色は、308th TFTS"Knights"所属のF-4D-29-MC/66-7488。この飛行隊は、F-16A/Bへの更新が遅く、1986年までF-4Dを使っていたようである。1983年12月撮影
↑ 同じく307th TFTSのF-4D-29-MC/66-7490。1981年5月撮影
↑ イラストでもご紹介したが、4個飛行隊のスコードロンカラ―を胴体に巻いた第31戦術戦闘航空団の司令官指定機である。この写真では期待各所の注意書が既に黒に書き直されている。そして、翌年にはヨーロピアンⅠ迷彩に塗り直された。F-4D-28-MC/650731。1980年12月撮影
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